コミュニティナースと新型コロナ

その他

いつの間にか年度末を迎える。行政関係者の異動の発表も終わって、お世話になった、一緒に仕組みづくりを進めてきた数人の方は担当が変わる。

2月に、関係者が集まってこれからの動き方を話し合った。

3月には、再度集まって話し合う段通りで、

その時に、コミュニティナースとしての数ケ月の活動の実際を、市の保健師さん達とも共有する予定だった。

やっぱり、コロナ問題が深刻で、宿毛でもじわじわ規制が始まり…

プライベートな外出自粛を決めたものの、バスや配食の車など密室空間を避けることは止むを得ず、院内引きこもり生活がひと月あまり続いた。

せっかく活動開始してこれから顔なじみになるかという矢先で、ああ、また一からスタートだなあと言う気持ちもありながら、市の管理施設がクローズになり、実質100歳体操などの地区活動も止まってしまった…住民の皆さんがどのような気持ちで過ごしているのか。皆で集まる小さな楽しみを生きがいにしていた人たち。外を散歩したりしているのだろうか…

気になりながら、何ができるか考えたこの1か月

海外、最近の日本の状況から、事態はいよいよ、といった状況。収束にはまだかかる。治療薬、ワクチン…何も進んでないわけじゃない。しかし、人々の生活がいつから元に戻るかは見通しは立たない。今まで当たり前だった生活は、そう簡単には戻らない。

なにができるか…

今までの生活に戻るのを待って動く…⁇

なんて、先は見えない。

しかも、きっと、この「コロナ」からのメッセージは、「今まで通り」を許さない。

わたしたちに、なにを伝えたいのか。なにに気づき、なにを変えていくのか…メッセージに心を傾けて来た。

まだまだ、わからないことが多い中、

今までと違うこと、

今までできそうでできなかったこと、

今だからできること、

そこに焦点を充てて今からのコミュニティナースの活動を考えた。

今までと違うこと、というと…直接会わなくてもできるコミュニケーション。そもそも、集まりに出て来れない高齢者、出て行くのが好きじゃない高齢者とのコミュニケーションが課題だった。直接会う、以外のコミュニケーションツールは必要だった。

今までできなかったこと…同じく遠隔コミュニケーションについてアイパッドなどの活用について高齢者の場合、特にこの地方においてあまり積極的に検討しなかった。高齢者となると所有している人が限られている、操作に抵抗感があるのでは…などがその理由。実は操作もかなりわかりやすく簡便に工夫されている、昔とは違う。携帯電話会社が、無料のスマホ教室も開催している。今回のコロナで、テレワークが一気に実用化され、学校が長期休校となり自宅でのお子さんの様子を遠隔で確認できるためのものにも関心が集まっている。高齢者支援もここに参画して、こういうインフラを整えていけないか。

今だからできること、人々が不安でどうしていいかわからないでいるとしたら、今こそが活動の時だと思う。感染予防の正しい知識を共有する。なにを恐れ、なにができるか…そんなことも、一緒に考えて行ける機会でもある。また、外出を控え、運動不足、情報不足が予測されるので、感染を気にせず身体を動かせる方法や巷のニュースもお届けしたい。しかし、自分自身が、媒体となるリスクはいつもある。そんな中でもできること…

メディアを使った住民とのコミュニケーション…地元のケーブルテレビなどを活用して、中断している100歳体操、専門職などのよる健康講和、お笑いコンテンツ、「今家でなにしてる?」のような外出規制の中での地域住民の生活の取材など発信するのはどうだろう。

なにが実現できるかはわからない。

その中で、

先日、訪ねてきて下さった市の担当者の方とこのプランを共有した。

できること、はじめていこ。

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