人前でコミュニティナースのことを話す機会が増えた。
いい活動だけど…
必要だと思うけど…
お金はどこから入るんですか? はい、私の人件費のことです( ̄▽ ̄)
病院が、コミュニティナースに看護師ひとり分のお給料を払って病院にどんなメリットがあるのか?
優しい院長は、「結果、患者さんの受診の継続になっています…」と答えていた。
う~ん…継続受診かあ
私が関わっている人たちについて考えてみた
もし、関りがなかったとしたら…薬も中断し、定期受診に来なくなるだろう人はいる。それはそれでいい。ただ、こうゆう場合、突然救急車で来院になるパターンが多い。
コミュニティナースが関わってる場合、経過と在宅での課題、考えられることを医師に伝えられるので、起こっていることの予測と対処が容易になる…かもしれない。
結果、入院期間が短かかったり、やみくもに同じ状況を繰り返す…といった状況は回避される。
退院後、ADLが落ちて通院できなくなった方もいる。寝ることが多くなり、食事も食べたり食べなかったり、くすりも飲んだり飲まなかったり…こうゆう場合は、受診が遠のき、結果、動けなくなりましたあ…と、本人か地域の支援者から病院に連絡が入り、入院になるパターンが多い。
コミュニティナースが関わることで、生活状況がある程度把握できるので、イエローカードの時点で早期の対応が可能である。今、往診で対応しているのがこのケースだ。
関わることで、当院のかかりつけになった方もいる。
受付で、紹介状がないのでと診察は出来ないと説明されトボトボ帰っていくところだった。あまりに気の毒で、なにか事情があるのかと声を掛けたら、泣きそうになりながら話してくれた。
転居に伴い、前医が遠いのでかかりつけ医を変わりたいと思っているが、何度来ても診察してもらえないのだと。どうやら、前医での紹介状のやり取りがうまくいっていないらしかった…
関わることで、当院にかかりつけを希望される方も出てくる。本人の希望が尊重されていいと思うが、その場合、どうしてそう思うのかについて話してもらう。かかりつけを変わらなくても解決すると思うから。
ご自分の症状や生活の中の細かな悩みについて医師に知って、対応してもらいたいと考えている場合がある。当院に限らず、患者さんの声としてかかりつけ医にお届けすることが出来るのだが、やはり、本人としては、知らない病院の看護師から自分の医師に話がいくことについて大いに躊躇する…結果、「大丈夫」となり、「もう、大井田に変わろうかしら…」となる。
関わりに関係なく、定期受診をしっかりされている方ももちろんいる。これらの方は、自分から診察の時に伝えることが出来る人たちである。
その場合も、私がキャッチした在宅での状況を主治医に簡単に伝えておく。できていること、困っていること…、患者からの訴えがあれば、裏付けとなるバイタルや生活状況についても情報提供をしておく。
診察時間はいつも変わらないが、暮らしの状況を医師がわかっているのが伝わるようで、やはり患者の満足度が高い。医師への信頼感がグッと上がっていて、わたしは、ほんとにしめしめ(*^-^*)と嬉しい。
結局…
コミュニティナースの活動が、顧客獲得に貢献してます、なんて結論には遠い。
ただ、あたりまえに、ちょっと「わかりにくい」高齢者の生活と医師とに介在して、
調整する役割はありそうだ…
そして、どうやら、高齢の患者さんは、これを望まれている方が結構いる…
これを、いらない、ととるか、必要ととるかは
さて…
今日はこんなとこにしておく(^_-)-☆
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