
新年最初のはなちゃんバスは、雨模様
9月から乗り始めたはなちゃんバス、実はあまり雨の日の乗車は少ない。
去年の11月に、宿毛市、社協、医師会と3者協定を結んだこともあり、高知新聞の取材が入った。今日は、記者さん、はなちゃんバス担当の宿毛市企画課の鎌田さんも同乗
去年の暮れから始めた周知のための活動「車内での名刺カード配り」年明けは、年始のご挨拶を兼ねて、ホッカイロと一緒にバスの中で出会う住民さんにお渡し
乗る便も曜日、コースも不定期で、まだまだ「はじめまして」の出会いも多いはなちゃんバス。最近、ようやく、前にも見たことあるな、と言っていただけることもチラホラ(#^^#)
一番最初の乗客は、前にもお会いした方。バス乗り場までご自分のカートで来たのはいいが、杖を置いて来ている。以前お会いした時は、2本杖だったような気がする…「2人分の料金を払うから、あのカートを載せれん?杖を置いてきちょる」運転手さんに尋ねる。機内持ち込みのスーツケースより大きい買い物用カート…今日は、たまたま市役所の担当が乗車している。運転手さんと鎌田さん、ふたりで一生懸命説明。
「置くところがないがよ。もっと小さいのが…自分が少し腰掛けれるようなががついた、あんながやったらのせれるがよお」と運転手さん。「入院していろいろ試したけど、これが一番わたしにおうちょうがよ」確かに、本人が使いやすい歩行車ってある。
「ここの隣に置こう思うて。2人分お金払おう思って」今度は、鎌田さん「そやなくて、そうすると、その分乗れんくなるろう。他の人が乗れなくなると困るろう…お金やなくって」
しかし、何といっても杖代わりのカートがなければ、バスから降りたと途端、困るわけで…
そんなこんなで、今回は、カートごと乗車となり…
整形外科に注射に通っていると。膝や腰が痛くて行くのに、整形外科は道路に面しておらず、バスを降りてから100Mほど自力で歩くしかない。到着すると、わたしはカートを下ろし、そのあと、自分でゆっくり下車される。カートを押す後姿を窓から見送る。雨はまだ降ってない。
下りの便
待合ベンチに2人の高齢の女性が、身を寄せ合って座っている。ほかほかの毛糸のキャップにあったかな装いの2人は、バスが見えると手を振って合図をした。ひとりは小さなシルバーカーと傘を持参していた。あとの一人は、2本杖で、小さなハンドバックのみ、傘はなし。受診帰りとのこと。
2人はご近所でお友達らしい。帰りには、どちらかの家でお茶でもする予定のようで、カートの中には2人分の薬が詰め込まれていた。
ひとりの女性は、初めてバスで受診したという。「息子が電話したやってゆうてくれたけど、5年もねえ、病院送り迎えしてもろうてだいぶ元気になったからねえ、もうそろそろ卒業しよう思いました。自分でできることはねえ」なんと、92歳…
まあ、だいたい、このバスでお会いする方たちの年齢には驚かされる
終点に近づく
雨が降って来た……
雨降って来ましたね…お家は、降りてすぐですか?
少し歩きます
(2本杖だし、傘持っててもさせないよなあ…)一緒に降りましょうか。びしょびしょで帰る訳にもいかないし。
わたしは、終着点に車を置いているのでそれに乗って帰る。少し手前で降りて、歩いて終着場まで行くことはどうってことはない
雨はだんだん本降りに
バス降りたところに、車と傘置いてるんよ
そうなんだ、傘はあるんだ。
心配して待ってるであろう息子さんの顔が浮かんだ
はじめてのひとりでの受診、雨に濡れて帰ってくる母親の姿はちょっと…
運転手さんは、「傘もあるって言うけど…」と、どうやらわたしの帰りを心配してくれている⁇
結局、一緒に降りた
下車すると、建物の壁にもたれかかるように斜めにシルバーカーが寄せられている。軒の下になって意外と濡れてなかった。「うまいこと置いてますね」というと、「誰やらか、入れてくれたがやね」と
そうか…誰かが気にかけて軒に入れてくれたのか
ご自分で、車を引っ張り寄せ、傘を開いた。傘を握ったその手でシルバーカーを押して、ゆっくり歩いた。息が上がるには及ばないが、自分が話す時は、立ち止まって話した。二人でゆっくり歩いて家の前に到着した。「ありがとうございました」と互いに行って別れた
歩いて、終着地点まで急いだ。5分程度歩いて、港の端に自分の車を確認して安心した。
道を挟んだ山側の木陰に、ん?? はなちゃんバスだ。わたしを待つわけないし、次の便の待機…早いから仮眠中かな??
わたしが、自分の車に向かって歩き出すと、はなちゃんバスのエンジンがかかり、バックランプが点灯した。まちへ向かって走り去った。
運転手さん、気になって待っていてくれた? なんてこと
ありがとうございます…
2020年、はなちゃんバス新たな展開を期待して
本年もよろしくお願いします。
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